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旧広島市民球場の歴史と未来を守る会

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加筆訂正。

さきほど当ブログの前記事を見られた前田先生ご本人から、内容の補足、訂正のメールをいただきました。
そのままここに転載いたします。

以下、前田先生からのメール

南山大学総合政策学部の前田です。
 この度は中国新聞に掲載された記事を読んでいただき、また、ブログに記事の紹介やご感想をアップしていただき、ありがとうございます。
 
 ちょっと誤解されたかもしれない、と思った点を補足させていただきます。


 「PZは4日(回)開催。」

 と書かれていますが、4日間のプログラムで1つのPZなんです。
(日本ではまだ無理ですが、ドイツでは参加者25人は平日の4日間連続で参加します。)

 これを複数行ないますから、例えば、最初のPZでは、無作為抽出の25人の参加者は2月1日から4日までの日程での討議を行なう。
 次の週に、2月8日から12日までの4日間で、参加者は1週目とは別の無作為抽出された25人が前の週と同じプログラムで討議をする、さらに次の週には別の無作為抽出の25人が4日間、前2週と同じプログラムで…

 といったような形を想像してもらえればと思います。
(実際には同じ日に開始時間をずらして複数のPZを並行して行う、ということもよく行われています。)

 こうして、無作為抽出の市民が、同じ情報提供を受けて同じ手続きで討議した結果がいくつもでてきます。1つのPZ(25名の参加者)の討議結果だけでは、「参加者が他の人なら他の結論になるかも」と思われるかもしれません。

 ですが、例えば記事で紹介したレンゲリッヒの事例では合計100名を超える市民が参加しました。このように、無作為抽出の多くの市民が同じ手続きだけれども別々に討議した結果をまとめた市民答申において、複数のPZでの討議結果に共通する点があれば、その共通点は「無作為抽出の市民が今回のプログラムに参加して情報提供を受けて討議をした結果」として、非常に重要な意味をもつと思われます。 
 もちろん、少数の意見もあまさず市民答申には掲載されます。

 あと、


 そしてその「市民答申」が固まった段階で専門家にアドバイスをもとめ、前記のホールを実現したというのです。

 という部分について、
 レンゲリッヒの場合は、市民答申の後に専門家のアドバイスを求めた、というよりは、専門家が具体的な設計などをする前に、「ここをこんな風にしてほしい(こんな風にはしてほしくない)」という専門家へのガイドラインとしての市民答申です。
 専門家は市民答申の内容や市民答申に対する市役所や議会からのコメント(記事で紹介しましたが、財政面など)を踏まえて市民ホールの具体的な設計をしていったという形と思われます。

 最後に、改めて、この度の記事に関心を寄せていただきましたことに感謝いたします。
 広島のまちづくりへの市民参加について、少しでもお役にたてれば幸いです。


      以上

すごい!
市民参加の本気の街づくりの熱気が伝わってくるようです。



 




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by shiminwomamoru | 2012-01-29 20:26 | アナウンス
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