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旧広島市民球場の歴史と未来を守る会

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カテゴリ:広島市民球場問題の経緯( 5 )

広島市に吹き始めた清風

昨日、旧広島市民球場問題、そして不正経理問題に取り組んでいる市民有志と松井新市長と会見がありました。

所要時間20分ほどで、私たち市民の“積年のおもい”をお伝えするに短いものでしたが、「当事者同士」が直接ことばをかわす機会が持てただけでも有意義なものだったとおもいます。(前任者の時代には、こんなことすら考えられませんでしたから)

その意味では今回、市民からの申し入れを受けてこの会見を了解しセッティングいただいた松井市長、そして秘書課のみなさんにはあらためて御礼もうしあげます。

ところで会見の最後に松井市長の方から、いくらかつっこんだ発言がありましたので、その模様をアップしておきます。

この発言の中で松井市長は、
「広島市の外にいたときの情報と、職を得て広島市の中に入ってからの情報に乖離があるなというのが実感。それが誤解を招いた原因なんだろうとおもうし、ある意味みなさんの思いの方が的を得(射)ているというのがあるんですね」と発言されました。

これは言いかえれば、旧広島市民球場問題に関して広島市が公表して来た内容、あるいは一部のメディアが流して来た情報がかなりいい加減だったのでびっくりした、ということでしょう。

前任者の時代に、そんな情報操作で計画案が進められて来たことがわかってきて、内心おだやかではないといったところのようでした。

また「じぶんが市長に変わったので、市としてはある程度フリーな立場で変革はできるのだけれど、議会との二元性というものがあって、その議会が了解していますので…」と、第2期解体工事の執行を止めるのは難しいいう意味合いの発言もありました。

これは好意的に解釈すれば、「できれば、じぶんは解体の是非をふくめてもう一度議論しなおしたいのだけれど…」そんな気持ちのあらわれでもあったのでしょう。

旧広島市民球場問題では、第2期の解体工事が目前にせまっていて、事務的にことが運んでしまえば、もうとりかえしのつかないことになってしまいます。

残された時間はあとわずかですが、この松井市長のコメントを“はげみ”に、またあらたなアクションを起こそうではありませんか。



追記
発言の内容について、それぞれ見解はあるでしょうが、松井市長の誠実なひとがらが伝わってくる会見でした。
旧広島市民球場の行く末はさておき、広島市にかすかに清風が吹きはじめた、そんな印象を市民は共有できそうです。
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by shiminwomamoru | 2011-05-21 15:32 | 広島市民球場問題の経緯

「棄却」となりました。

昨日、旧広島市民球場解体差し止めを求める裁判の判決言い渡しがあり、「棄却」という残念な結果となってしまいました。
仮処分の申し立てにおいて債権者となっていただいた方々、そして市民球場の解体をなんとか止めてほしいと一縷の願いをこめて行方を見守っていただいた市民のみなさまには、ご期待にそえず申し訳なくおもっています。

しかしながら、今回の判決にいたるまでの裁判はもちろん、それに先行して立ちあがった署名活動やフォーラムといった市民運動が、ここまで旧広島市民球場問題を喚起し、とりあえず、まだ同球場を存続させている一方、解体の先導者であった現市長の退場を実現したというのはまぎれもない事実であり、私たち市民のこのような運動の成果は少なからずあったということをあらためてかみしめ、私たちの力のいたらなさを反省するとともに、市民のみなさんのご尽力を労いたいとおもいます。

ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

これで、なんラウンド目かの終了ゴングは鳴りました。
つぎの開始ゴングはまたすぐ鳴らされることでしょうが、とりあえずのインターバルということになりました。

なお、当日の記者会見での「声明文」を下記に転載いたしますので、ご参照いただければとおもいます。

報道関係各位

本日、広島地方裁判所において、旧広島市民球場解体差し止めを求める裁判の判決言い渡しがあり、原告の請求は棄却されました。
昨年の6月に市議会で同球場解体のための廃止条例が可決してしまったため、8月23日に120人余りの市民が債権者となって解体差し止めを求める仮処分の申し立てを行い、10月8日に本裁判の訴状を提出し今日まで法廷という場において解体の差し止めを求めてきましたが、残念ながら当初の目的は達することはできませんでした。

しかしながら今回、法廷という場において別紙のように広島市の旧広島市民球場問題に対する非民主的な姿勢が明らかになったことは、裁判の場で広島市の非民主的で不公正な行政手続きを明らかにしたいという目的のひとつは達したとおもっています。

旧広島市民球場問題は、まったく民意をくむことなく、このような非民主的な手続きで進められてきたもので、このような暴挙を看過していては広島市に民主主義は体現できなくなってしまいます。
このおもいは市民のみならず、このたびの選挙で選出される市議会の良識ある議員、そして新市長にも共有できるものだとおもいます。

このたびの裁判によって露呈した旧広島市民球場問題の不当性を、あらためて市議会に、そして新市長に問いかけ、一刻もはやく同球場の解体を止めて、市民合意による同球場の再活用を市民とともに実現してまいりたいと考えております。

もちろん今回の判決については不服であり、すみやかに控訴したく考えています。

                          2011.03.25
      旧広島市民球場の歴史と未来を守る会  土屋時子

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by shiminwomamoru | 2011-03-26 13:23 | 広島市民球場問題の経緯

おれたちの物を壊すのは勝手だろ!

本日、広島地方裁判所で旧広島市民球場解体の差し止めを求める「建造物取壊禁止請求事件」の公判が開かれました。

今回、原告は旧広島市民球場の一部解体が実行されてしまったため、解体の差し止めから「取壊し工事を続行してはならない」との訴求の趣旨の変更をした上で、準備書面において最終の主張を行い結審をあおぐことにいたしました。(判決は3月25日)

これまでの審理では、旧広島市民球場の解体が憲法が保障する幸福追求権の侵害に当たるという原告側の主張と、法廷という神聖な場所においてすら嘘と詭弁で空論を繰り広げる広島市との間で“水掛け論”となっていましたが、審理の最後の最後で広島市は事の本質にかかわる本音を暴露しました。

旧広島市民球場について、広島市ははじめから解体ありきで、市民意見を聞く気などさらさらなかった、そのことを最終の第2準備書面(平成23年2月14日付)において堂々と主張してきたのです。

下記にその当該部分を転載してみましょう。

第1 原告ら準備書面に対する反論
1 本件アイデンティティーが幸福追求権又は人格的利益として保護される旨の原告らの主張に対する反論
(中略)
(4) 本件において、原告らが旧広島市民球場であった構造物を心のよりどころとしているのかは疑問であるが、仮にそうだとしても、旧広島市民球場であった構造物の所有者は法人である広島市であり、原告らがいくら広島市の市民であったとしても法的には他人であり、原告らにとって旧広島市民球場は他人の物ということになる。
 したがって、旧広島市民球場であった構造物を壊されない利益というものは、法的に保護される利益とは認められない。

                  以上
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ここで広島市は、「旧広島市民球場は広島市の物なんだから、広島市が解体しようと市民がクチバシをはさむようなものじゃないんだよ!」
このように強弁しているのです。

同球場の誕生の経緯と来歴を知るものにとっては、信じられない様な暴言を広島市は吐いたのです。
広島市民でなくても抱いていた広島市民球場と市民との関係に対する敬意の念すら広島市は持ち合わせていないのです。
でもこれが広島市の本音。旧広島市民球場解体までのやり方を見ていれば、それは否定のしようもありません。

旧広島市民球場に限らず、法人である広島市の持ち物は広島市の物であって広島市民は他人であり、市民にはなんの権利すらないというわけです。
そこには広島市民の税金を運用させてもらって行政にあたっている、という本来の行政の姿勢、役人の使命感が完璧に欠落しています。

「広島市の持ち物なんだから、解体ありきだろうが、つまらない計画案だろうがいいだろ。民主的な手続きを踏んだように見せてやっただけでもありがたいとおもいたまえ」
そんなタンカを広島市は今回、広島市民にたたきつけてきたのです。

これが12年にもわたる秋葉市政の成果です。旧広島市民球場問題で露呈した広島市の非民主的な在り方。それはもう根幹から腐敗してしまっているようです。
時代劇でいえば乱暴狼藉のしほうだいの卑劣漢も同然。全国の自治体がどれだけあるのか知りませんが、これほど劣化し腐敗し傍若無人な自治体というのも、まずないでしょう。

また一方で、本来ならば、この悪漢たちの悪行をチェックし断罪しなければならないはずの広島市議会は、いったいこれまでなにをしてきたのでしょうか。まったく不思議で仕方がありません。
ここまで広島市を増長させてきた責任。それは軽々しく免れられるものではありません。(もちろん、そんな市議たちを選んだ市民も同様ですが)

旧広島市民球場の第2期解体予算の採決は、この8日にあると聞きます。
このとき、広島市の未来は決まるといっても過言ではないでしょう。

「広島市の物なんだから、広島市がどうしようと勝手だろ」

こんな暴論がまかり通るようになってしまったら、広島市の行政に民主的な手続きは通用しなくなるでしょう。それはいつも市議会議員がいう「議会の否定」に他なりません。
そんな暴挙をみずからの手で行うことは、自己否定そのものでしょう。

まだ間に合います。
すでに一部解体されたといっても、まだ市民球場は泰然と屹立しています。広島市民の魂は厳然と存在しています。

今回の議会では解体予算は棚上げして、一旦、旧広島市民球場を市民の手にもどし、あらたな活用方法をさぐるべきでしょう。
そのことが端緒になって、はじめて広島市に“市民主義”が復活するのではないでしょうか。

くれぐれも市議会議員各位には良識的なジャッジをお願いしたいものです。


追記
昭和32年の広島市民球場の建設にあたっては、地元の財界が建設費を工面し、広島市民の福利厚生のために市民に寄附したもので、広島市はその管理を任されたに過ぎません。
ですから広島市民球場は、一般的にも社会通念においても広島市民の物なのです。

このような背景を持った野球場はかつてありませんでしたから、その所有権については判例があるはずもなく、広島市が一方的に所有権を主張しているのは、それこそ強弁にしか聞こえません。
もし便宜上広島市民球場が広島市の所有物であったにしても、民意によって行うべき行政のレベルでいえば広島市民球場はあきらかに広島市民の物であり、市民感覚でいっても「私たちの物」です。

それを「広島市の所有物だ」と豪語して解体を強行している広島市は、未来の広島市民から叱責を受けつづけることになるでしょう。
もちろん、それをゆるした広島市議会も。

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by shiminwomamoru | 2011-03-04 16:08 | 広島市民球場問題の経緯

「市民球場を語る」再録です。

まもるくんテレビ「市民球場を語る」
全編のアップが完了しましたので、ここに転載します。
それぞれの画像には、注釈を補足しました。
(以前公開したときの記事は削除しました)

第1回「アレレのレの広島市の計画案」


ふたりがあきれている「広島市の策定した計画案」のパースは、こちらで、ご覧ください。

なお、冒頭に出てくる「みまもりくん」

第2回「球場の魂はどこへ?」


第3回「行政はシュクシュクと…」


番組中にでてくる西宮スタジアムの解体の映像はこちらです。

第4回「150万人?飲んじゃいました。」


「オール・フォー・ヒロシマ」
発言にある広島市議からのプレッシャーの例はこちら

第5回「反則技の1000億円寄付集め」


第6回「ハズれた市長が、はずしたもの」


市民球場の銘板はがし事件はこちら
「さよならイベント」告知の広報はこれ
ちなみに、「ハズれた市長に、当たるもの」も。
ハズれた市長の評価

第7回「解体は、こころの空洞化」


第8回「あの方の正気を疑う?」


第9回「出よ、ニューリーダー」


ご市長、じゃなかった、ご視聴ありがとうございました。
「まだ、まだ、市民球場!」
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by shiminwomamoru | 2010-12-06 21:48 | 広島市民球場問題の経緯

こちらにも、「ありがとう」。

(旧)広島市民フォーラムの方で、これまでの「旧広島市民球場問題」の年表をつくってくれました。

こうして核心だけをならべてみると、問題の背景と真実が鮮明に浮かびあがってきますね。
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by shiminwomamoru | 2010-11-02 09:05 | 広島市民球場問題の経緯